ウェルカム・トゥ・奥会津

福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺を中心に栄えた門前町、柳津。
古くから宿坊として栄え、いまは温泉町として旅人をお迎えしています。
歴史と美しい自然が織りなす柳津ウォークをどうぞ。

1,200年も前の時の彼方から現代へ、
福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺。

斎藤清の町やないづのシンボル、福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺。
1,200年もの歴史を誇る日本三虚空蔵の一つとして人々の信仰を集め、年間約100万人もの参拝者が訪れ、柳津観光の中心となっています。
縁起によると、平安時代初期、弘法大師/空海が唐の高僧から霊木を授かり、帰国後その木を三つに分けて海に流したところ、その中の一つがここ柳津町に流れ着いたとのことです。霊木の漂着を聞いた弘法大師は、その木で虚空蔵菩薩を刻み、それを受けた会津の名僧徳一大師がこの地に圓蔵寺を開創したと伝えられています。
以来、柳津町は門前町として栄え、歴史にその名をとどめることになりました。
境内には、福満虚空蔵菩薩をはじめ、菊光堂、仁王門、鐘楼、庫裡、歌人の歌碑や句碑も数多くあり、散策コースとしても人気です。

リッチになれるの?
三度お詣りすれば、きっと「ご利益」。

突然ですけど、圓蔵寺の「ご利益」って何でしょう?
言い伝えによると、「虚空蔵様に年3回お詣りすると、お金に不自由しない」とのこと。
ご本尊様は、蓮華座に座し、右手に智恵の宝剣、左手に福徳の宝珠をお持ちになり、虚空のように無限の慈悲を表しております。つまり、福と智の2つの無限がこの柳津の地から広大無辺に広がると言われています。
スケジュールを調整してでも、柳津へ、年三度はお出かけください。

奇祭、お人形の供養、花火大会など、
珍しいイベントも。

福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺では、さまざまな祭り、イベントも開催されています。
★七日堂裸まいり:
これは、正月七日に菊光堂で開催される全国でも有名な奇祭です。
厳しい寒さの中、フンドシ姿の男たちが菊光堂に下がる大鰐口を目指します。そのすさまじい男たちの迫力に只見川の龍神さえも恐れをなしたと言われています。
毎年、多くの参加者、多くの見物客で大賑わいです。

★霊まつり流灯花火大会:
毎年8月10日、亡き霊の法要のために圓蔵寺の菊光堂では祈願祭が行われます。
その後、流灯を手にした稚児たちが虚空蔵菩薩から只見川河畔の魚渕まで練り歩きます。只見川に流される五百基もの流灯は、夕闇の中でとても幻想的。
この夜は、盛大な花火大会も開催されます。昨年、斎藤清美術館は、これに合わせて、「ラウンジで感じる大人の花火」イベントを開催しました。

★他にも、九月堂おこもり、十三講まいり、会津やないづ冬まつり、など。

★福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺 寺務所 Tel: 0241-42-2002 http://enzoji.aizu-yanaizu.com

魚の乱舞を目撃、魚渕のうぐい。

魚渕は、国の天然記念物「うぐい」の群棲地、禁漁区です。
魚渕の岩は2段になって、深さは約7メートル。うぐいは、冬の間、この岩窟に隠れて冬眠し、春とともに水面に現れて餌を求めて乱舞。そのさまはザワザワザワザワザワ、圧巻です。
魚渕のうぐいには伝説があります、弘法大師が虚空蔵菩薩を刻んだ木屑を只見川に投げ入れたら「うぐい」に変身した、と。

TOP