過去の企画展
過去の企画展
2024年夏。「斎藤清にとって会津の冬とは何だったのか」を、問い直す。
会期 2024年7月20日(土)ー11月10日(日) ※会期中、展示替あり。 : 場所 斎藤清美術館第1展示室
本展は2期で構成。第Ⅰ期では、最初期の作例から1970年のシリーズ化へと至る変遷を、
造形に焦点をあて紹介する。
会津の冬。
斎藤清と聞いて、ほとんどの方は、深い雪に埋もれた家と山河のイメージを、真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか。
実際、本テーマによる作品は当館が所蔵しているものだけでも150点を超え、コレクションの2割近くを占めます。
ポストカードの売上で常に上位に入るのも、「会津の冬」シリーズ。
間違いなく、「会津の冬」は最も多くの人々に愛されている、斎藤清の代表作にしてライフワークです。
会津が故郷ではない者にさえ暖かさや懐かしさを喚起させる抒情性、何より白と黒を基調とした画面の圧倒的な美しさ。
そこに目を奪われ、つい見過ごしてはいないでしょうか。
なぜ、斎藤清は「会津の冬」を描き続けたのか。
斎藤清にとって「会津の冬」とは、何だったのか。
そして、なぜ「会津の冬」は、これほど多くの人々の心をひきつけるのか―
今年の夏、斎藤清美術館は、改めて「会津の冬」と向き合い、
斎藤清が「会津の」「冬(雪)」から目を離せなかった、本当の理由を考えます。
9月14日からの第Ⅱ期では、斎藤清と会津との関わりをたどり、両者の関係がどのようにイメージに反映されたのか、
考察する。
2024年特別企画展「再考・会津の冬」
第Ⅰ期 雪に、抽象(アブストラクト)を見た画家
7月20日(土)~9月8日(日)
第Ⅱ期 そして、故郷の表象(イメージ)となる
9月14日(土)~11月10日(日)
【休館日】
・毎週月曜日※ただし、8/12、9/16、9/23、10/14、11/4は開館。
・8/13、9/17、9/24、10/15、11/5
・展示替期間(9月9日~13日)
【観覧料】
一般 510円(410円)
高・大学生 300円(200円)
中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
【ギャラリートークのご案内】
◇開催期間中の第2・第4日曜日に開催。
★開催日変更になりました!
10月27日⇒10月20日
※8月11日は、学芸員講座のため、ギャラリートークはありません。
※11月は3日(文化の日)に開催します。
◇いずれの日も、14:00~(40分程度)
【学芸員講座のご案内】
8月11日(日)の学芸員講座のテーマは、《会津の冬》!
もっと深く知りたい方は、ぜひご参加ください。
詳細については、コチラ!
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「PHYSICAL BEAUTY 斎藤清×ヌード」そして「パリめぐり ~斎藤清をおいかけて」。春は2つの企画展を同時開催!
会期 2024年4月13日(土)ー6月9日(日) : 場所 斎藤清美術館第1展示室
画像をクリックするとPDFが開きます。
2021年8月8日。
コロナ禍のさなか17日間にわたる熱戦が繰り広げられた東京オリンピックの閉会式で、
次の開催地となるパリのプロモーション映像が紹介されました。
オルセー美術館、グラン・パレ、コンコルド広場等々、競技場ともなるパリのランドマークの数々を、
バイシクルモトクロスの選手が華麗なライディングで駆け抜け、
その後結ばれた生中継では、フランス空軍のアクロバットチームが、晴れ渡ったパリ上空に、トリコロールのカラースモークをひいていく-
幾層もの歴史と文化を積み重ねてきた街に、鍛錬を極めた世界各国の選手たちが集い、技を競い合う。
芸術とスポーツの、これ以上のものはないような見事な融合に、高揚感を覚えた方は決して少なくないでしょう。
そんな一大イベントを目前に控える2024年春。当館では、オリンピックにちなんだ2つの企画展を同時開催します。
斎藤清による人体表現、そして斎藤清とパリ。
ぜひご覧ください。
【会期及び開館時間】
2024年4月13日(土)~6月9日(日)
9:00~16:30(入館は16:00まで)
【休館日】
毎週月曜日及び5月7日(火)
※4月29日、5月6日は開館いたします。
【観覧料】
一般 510円(410円)
高・大学生 300円(200円)
中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
【ギャラリートークのご案内】
4月:20日(土)・28日(日)・29日(月・祝)
5月:3日(金・祝)・5日(日・祝)・12日(日)・19日(日)
6月:2日(日)
いずれの日も、14:00~(40分程度)
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斎藤清と会津の画家たちの交流の軌跡をたどる。「会津人士交流録-斎藤清と会津の画家たち」開催。
会期 2023年12月23日(土)ー2024年3月24日(日)※会期中、展示替あり。 : 場所 斎藤清美術館第1展示室
画像をクリックするとPDFが開きます。
幼少時に北海道に移住して以来、東京・鎌倉と生まれ故郷である会津から遠く離れた地で暮らしていた斎藤清。しかし会津との縁は切れることなく、同郷の人々と様々な関わりを持ち続けました。彼らがきっかけとなって新たな表現技法と出会うなど、斎藤の創作にも重要な影響を及ぼした、会津の画家たち。本展では、特に春日部たすくと角田行夫に着目します。ともに、「みずゑのまち」と称された会津若松市出身の画家であり、自身の制作にのみまい進するだけでなく、会津地域の文化振興にも多大な関心を寄せ、その活動を通して斎藤と出会い、親交を深めました。会津若松市が所蔵する春日部・角田の貴重な名品も紹介しながら、斎藤と両氏の交流の軌跡をたどります。
【会期】
chapter.1 春日部たすく 2023年12月23日(土)~2024年2月4日(日)
chapter.2 角田 行夫 2024年2月10日(土)~3月24日(日)
9:00~16:30(入館は16:00まで)
【休館日】
・年末年始(12月29日~1月3日)
・展示替(2月5日~9日)
・月曜日(ただし、1月8日、2月12日は開館)
・振替休館(1月9日、2月13日)
【観覧料】
一般 510円(410円)
高・大学生 300円(200円)
中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
【ギャラリートークのご案内】
会期中の第2・4日曜日及び、2024年2月12日、23日、3月20日
14:00~(30分程度)
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10月7日より、秋季企画展「絵の中にしかない、風景」開催します!
会期 2023年10月7日(土)ー12月10日(日) : 場所 斎藤清美術館第1展示室
画像をクリックするとPDFが開きます。
絵画には、「記録」「記憶」という側面があります。
古き日本の姿がそこかしこに残る、会津。
それでも、やはり変化の波は確実に押し寄せており、
写真をはじめ記録媒体が発達し続ける現代においてさえ、
姿を消していくものたちがあります。
そうした中、斎藤清という画家のまなざしを捉えることで、
作品の中で生き続けている風景があるのです。
斎藤清がのこした、美しい証人たち。
彼らを通して、
もはや現実には存在しない会津の風物に、
今秋、出会ってみませんか。
【会期】
2023年10月7日(土)~12月10日(日)
9:00~16:30(入館は16:00まで)
月曜日休館(ただし、10月9日は開館、翌10日休館)
【観覧料】
一般510円(410円) 高・大学生300円(200円) 中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
【同時開催】
斎藤清が描いた縄文
詳細は、コチラ!
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今夏の斎藤清美術館は…こどもとたのしむ こどもがたのしむ!
会期 2023年7月15日(土)ー9月24日(日) : 場所 斎藤清美術館第1展示室・アートテラス・ライブラリーコーナー
2023年夏。当館は、
「こどもとたのしむ こどもがたのしむ さいとうきよしびじゅつかん」に!
さいとうきよしさんの絵をながめたり。
おおきな紙におえかきしたり。
しゃぼんだまやスライムづくりにちょうせんしたり-
さいとうきよしびじゅつかんで、
たのしいおもいでをいっぱい作ってほしいです。
【会期】
2023年7月15日(土)~9月24日(日)
9:00~16:30(入館は16:00まで)
月曜日休館(ただし、7月17日、9月18日は開館、7月18日、9月19日休館)
【観覧料】
中学生以下のみなさんは、無料です。
高・大学生 300円(200円)
一般 510円(410円)
※( )は15名以上の団体料金
出品作品のリストは、コチラ!
おとなのみなさまへ:
こどもだったころ。美術館は、どんな場所でしたか?
楽しかったですか。面白かったですか。
それとも…つまらないところでしたか。
それはなぜでしょう?
「おとなしくしていなさい」「さわっちゃだめ」「静かにしなさい」
そんなことばかり言われて。
緊張しながら見ていた…からではないですか?
今の私たちもそう。
作品を守りたい。こころゆくまで作品を味わってほしい。
そんな思いから、絵を見ているこどもたちに、
「走るな」「触るな」「しゃべらない」…
でも、これって、どうなんだろう。
美術は、美術館は、本来とても楽しいもの。
それを伝えるべきはずの私たちが、
まったく逆の、「楽しくない」と思わせてしまうようなことを、
こどもたちにしているような気がするのです。
「美術は、美術館は楽しい」と、まず感じてほしい。
そこで。
今年の夏、斎藤清美術館が考えるのは、こどものためのあり方。
守ってほしいことはあるけれど、
まずは、こどもたちが思い思いに作品と向き合い、
感じたことを自由に口にし、語り合うことを想定しています。
作品が低くて、見づらいな…と思われるかもしれません。
なんだか、騒がしいな…と感じてしまうかもしれません。
でも、どうかご理解をいただき、ご協力をお願いしたいのです。
難しいことではありません。
思い思いに作品と向き合い、感じたことを自由に口にし、語り合う。
こどもたちといっしょに。
ぜひ、たのしんでご覧になってください。