フェイスブック・アーカイブ

斎藤清のふだん着のライフスタイル、斎藤清のクリエイティビティ、斎藤清美術館の企画展ニュース、ニュー美術館への実験的こころみ、斎藤清の町やないづ、アート・リラクゼーションの町やないづなど、こうした多彩な情報を斎藤清作品を通して発信して行こうと、斎藤清美術館公式フェイスブックはスタートしました。
第1回目は、2014年9月17日(水曜日)でした。

「フェイスブック・アーカイブ」では、スタート時から現在までの投稿テキストの中から、アクセス数の多かったコンテンツを中心にピックアップしてアーカイブとしました。
まとめて読んでみると、当時のことが手に取るように思い出され、ここから新たな夢、新たな企画が立ち上がってくるようです。
(一部、加筆修正しました)

2016年8月26日 (金曜日)

8月も、最後の週末です。
夏の企画展「青にたたずむ」は、9月25日 (日)までです。

斎藤清曰く、「絵画は単純化を求められるが、版画はそれに輪をかけたようにシンプルでなければ。すべてを雪で覆い尽くした会津の冬は、たくまざる単純化の姿そのもの。描きたいものだけが残されている。不要なところは雪が消してくれるのさ。」

一面の雪景色、そんな銀世界となった雪の会津では色彩が際立ちます。初期の「会津の冬」では見受けられなかった色使いが後期の「会津の冬」では異彩を放つようになってきました。例えば、道路標識の青、街灯の青、のれんの青、など。雪景色という、圧倒的なモノクロームの中で、それらは文字通り点景に過ぎませんが、しかし実に効果的なアクセントになっているようです。斎藤清の色彩に対する鋭い感性は、特に「青」に注がれています。

そして、それは雪景色の中だけではありません。早春、初夏、晩秋の会津でもそれぞれに魅力的な青の点景を描いています。

会津の冬 (106) 野沢 1994年 木版画 斎藤清美術館所蔵
Winter in Aizu (106) Nozawa

2016年8月5日 (金曜日)

1950年代、京都、奈良に目を向けさせてくれたのは、アメリカの友人たちでした。「京都、奈良は、本当に素晴らしい。Kiyoshiの描く京都、奈良を見てみたい。」また、別のアメリカ人は、「パリへ招待したい。Kiyoshiが描くパリを見てみたい。」

それまでの斎藤清には、各地を旅行しながら絵を描くという習慣はなく、作品のモチーフと言えば身の回りのものがほとんどでした。でも、これが契機となって、国内はもとより、アメリカ、メキシコ、フランス、タヒチ、アジアへスケッチに出かけ、それを作品化しました。斎藤清ですから、桂離宮や竜安寺、法隆寺、ニューヨーク、パリを描いても、人が見慣れた構図では描きませんでした。

フォトは、1966年作、木版画「祇園 京都 (J)」。ぼんぼりの灯りがほのかに同心円状に広がるさま、奥まったところの青いとば口、ここから幾つもの京物語が醸されるようで、アメリカの友人たちを魅了しました。斎藤清曰く、「アメリカ人は、私のよき理解者だ。アメリカ人には、教えられことも多かった。」

ただいま、斎藤清美術館では、夏の企画展「青にたたずむ」開催中です。

祇園 京都 (J) 1966年 木版画 斎藤清美術館所蔵
Gion Kyoto (J)

2016年7月21日 (木曜日)

フォトは、1990年作の木版画「タヒチ (1)」。斎藤清の「青」への想い、その繊細でプリミティブな色彩設計をお楽しみください。ただいま、斎藤清美術館では、夏の企画展「青にたたずむ」開催中です。

1965年6月、斎藤清は、「斎藤清チャリティー版画展」を開催するため、オーストラリアを訪問。シドニーやメルボルンで版画展を開き、国立美術学校では自らの木版画技法なども広く公開しました。そして、その帰途、南太平洋のタヒチ島に寄って、ゴーギャン美術館を訪れることをとても楽しみにしていました。エドワルド・ムンクの作品同様、斎藤清はゴーギャンの絵画や版画にも関心を抱き、特にゴーギャンの平面構成には興味津々だったようです。

ところが、タヒチ島のゴーギャン美術館には、ゴーギャンのオリジナル作品は1点もなかったとのこと。。。

1890年代、エドワルド・ムンク30代、あの世界的名作「叫び」を描いた時期です。この頃、ムンクの友人たちは、ムンクとゴーギャンを比べて、こう言っていました。「ムンクは、自分の中に自らのタヒチを秘めている、だからゴーギャンのように人間のプリミティブなものを求めてタヒチまで旅する必要はなかった。まして移り住むなんて」。

来年2017年秋には、斎藤清美術館主催、ノルウェー王国大使館後援の、特別企画展「ムンク&斎藤清展」が開催されます。

タヒチ (1) 1990年 木版画 斎藤清美術館所蔵
Tahiti (1)

2016年7月5日 (火曜日)

斎藤清美術館は、もう、夏です。きょう7月5日 (火曜日)から開催です、新しい企画展「青にたたずむ」。

斎藤清曰く、「版画は、僕にとって、素材と刀を使って働くことではなく、絵画を創作することなんだ。」
斎藤清が構図と同様に大切にしていたのは、配色。色彩との対峙、そして「青」への想い。それは、水色、紺色、藍色、群青色、碧色など、多様な青色からの選択と配置にうかがえます。新しい企画展「青にたたずむ」では、斎藤清の「青」に注目し、緻密で大胆な色彩設計の足跡をたどります。

ことしの夏の涼は斎藤清美術館で、どうぞ。9月25日 (日曜日)まで開催です。

裏磐梯 青沼 1955年 木版画 斎藤清美術館所蔵
Urabandai, Aonuma

2016年4月28日 (木曜日)

ことしのGW、有給休暇などを使って、実際に10連休を取るのはわずか全体の8%の人たちとのことです。先日のニュースで言っていました。

思い立ったら、春風を浴びながら、斎藤清美術館へ、斎藤清の町会津やないづへ、ワン・ディ・リゾートをどうぞ。ただいま、斎藤清美術館では、企画展『見つめ X 見つめられ 凝視』展が開催中です。斎藤作品を見つめているはずが、逆に作品から見つめられているような、瞬間、そんなイリュージョンを体験できるかも知れません。まるで、「猫と少女」のように。「凝視」は、斎藤清の生涯の大きなテーマのひとつでした。

美術館の後は、そば処会津を食したり、日帰り温泉でくつろいだり。斎藤清美術館の隣は、道の駅です。

猫と少女 制作年不詳 木版画 斎藤清美術館所蔵
Cat and Girl

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