フェイスブック・アーカイブ

斎藤清のふだん着のライフスタイル、斎藤清のクリエイティビティ、斎藤清美術館の企画展ニュース、ニュー美術館への実験的こころみ、斎藤清の町やないづ、アート・リラクゼーションの町やないづなど、こうした多彩な情報を斎藤清作品を通して発信して行こうと、斎藤清美術館公式フェイスブックはスタートしました。
第1回目は、2014年9月17日(水曜日)でした。

「フェイスブック・アーカイブ」では、スタート時から現在までの投稿テキストの中から、アクセス数の多かったコンテンツを中心にピックアップしてアーカイブとしました。
まとめて読んでみると、当時のことが手に取るように思い出され、ここから新たな夢、新たな企画が立ち上がってくるようです。
(一部、加筆修正しました)

2016年10月7日(金曜日)

「飛行機に乗ってまで、飲みに行く価値がある。それがノルウェーのフグレン・コーヒーだ」と、ニューヨーク・タイムズのコラムニスト。

ただいま、斎藤清美術館では、「週末カフェ&コーヒーイベント」開催中です。
11月6日までの土日と祝日、週替わりで、各地から焙煎マイスターをお招きして、毎回異なる味わいの珈琲をお淹れしています。10月第2週末は、ノルウェーの首都オスロに本店があるフグレン Tokyoさんが来館して、あなたのために美味しいa cup of coffee。

フグレン Tokyoさん曰く、「コーヒー豆は、果実の種なんです。浅く煎れば、果実のようなコーヒー、果実のフレーバーが引き立つんです。これがフグレンのコーヒーです。」
「浅煎りのコーヒーは、コーヒーの苦味がありません。きっと、初体験のコーヒー、フレーバーティーと錯覚するかもしれません。」

ノルウェーは、実は、コーヒー大国なんです。
ノルウェーの1人あたりの年間コーヒー消費量は世界第3位、9.21 kg。日本人は第11位、3.4 kg。ノルウェー人は、日本人の約3倍ものコーヒーを飲んでいることになります (2012年国際コーヒー機関統計)。

斎藤清美術館の秋の企画展「TRAVEL 旅する斎藤清」を観覧した後は、あるいは観覧前に、ぜひ、東北初のフグレン・コーヒーをどうぞ。新幹線に乗ってでも、今週末 (10/8〜9)は会津やないづの斎藤清美術館へ。

フォトは、ノルウェー政府観光局/カフェ・ムンク
撮影:A. Takahashi.

2016年10月1日(土曜日)

斎藤清美術館の秋の企画展、「TRAVEL 旅する斎藤清」展がはじまりました。12月25日(日曜日)までです。

斎藤清曰く、「それまでの僕は、あまり旅行をすることがなかった。絵のモチーフといえば身の回りのものばかり、各地を旅しながら絵を描くという習慣はなかった。ところが、1955年頃、アメリカ人が京都、奈良の素晴らしさを教えてくれた。そんな時、モンドリアンの絵を見ているうちに、障子を思い出した。そうだ、京都行こう」。

1951年、第1回サンパウロ・ビエンナーレ展にて、戦後日本人初の国際展受賞以降、海外との交流が深まり、それにつれ京都をかわきりに、アメリカ、メキシコ、フランスなど世界各地を訪れ、その先々で多くの作品を手掛けるようになりました。
斎藤清という旅人の眼差しは、海外の見知らぬ街の中でも、 何気ない風景から唯一無二の「構図」を切り取って私たちに見せてくれます。
それぞれの旅先で、人々や造形と出会い、描き、描き、描く。
“To Travel is To Draw.”
斎藤清は、「構図」を究め続ける旅人として、さらにどこへ行こうとしたのでしょうか。

パリ、朝市 1989年 木版画
Paris, Morning Fair

2016年9月23日(金曜日)

さよなら、2016年の夏。
夏の企画展「青にたたずむ」も残りわずか、9月25日(日)までです。お見逃しなく。

来週月曜日26日から3日間、斎藤清美術館は秋の企画展準備のため休館となります。エトランゼな、秋にふさわしい企画展です。こちらもお見逃しなく。

そして、10月1日(土)は、“Jazz Night Vol.1” in the Museum. 
斎藤清美術館に、エオリアン・デュオ/Aeolian Duoがやってきます。エオリアン/Aeolianとは、ギリシャ神話の中に出てくる風の神。その名のごとく、エオリアン・デュオの奏でる音楽を一言で表現するなら、「風」。時には優しくそよぎ、時には力強く背中を押してくれそう。
●エオリアン・デュオ/Aeolian Duo
ブルース・ヒューバナー/Bruce Huebner 尺八 brucehuebner.com
諏訪光風/すわこうふう ギター koufuu.com
●開演:19:00 (途中休憩あり)
●入場無料 (ドリンク・アルコールの提供あり、こちらは有料です)

同時に、10月1日(土)~11月6日(日)の土・日・祝日には、週末カフェ&コーヒーイベントを開催。週替わりで、各地から腕のいい焙煎マイスターをお招きして、毎回異なる味わいの珈琲をおいれします。例えば、会津若松から、猪苗代から、あるいはノルウェーの老舗カフェのトーキョー支店から焙煎マイスターがやってきて、あなたのために美味しい a cup of coffee.

目の前の雄大な只見川を眺めながら、クラシック音楽を聴きながら、珈琲と一緒にくつろいだ斎藤清の生活スタイルの一端を少しでも味わっていただけたらと企画しました。
●場所:斎藤清美術館カフェスペース 
●お問い合わせ:斎藤清美術館 Tel: 0241-42-3630

会津の冬(78)坂下 1988年 木版画 斎藤清美術館所蔵
Winter in Aizu (78) Bange

2016年9月2日(金曜日)

ただいま、斎藤清美術館では、残暑厳しい折り、まだ夏の企画展「青にたたずむ」好評開催中です。9月25日(日)まで。
同時に、斎藤清作品の原風景を周遊する「斎藤清 スケッチポイント・スタンプラリー」も開催中です。その豪華プレゼントに、ちょっと圧倒されるかも知れません。

この、スタンプラリーは、2017年秋、特別企画展「ムンク&斎藤清」展開催を記念しまして、ムンクの国北欧ノルウェーへの往復航空券や、ノルウェー産スモークサーモンなど、豪華なノルウェー関連賞品が当たる魅力いっぱいのラリーイベントです。
少しでも多くの方々に気軽に参加していただこうと、
例えば、スタンプ3個を集めると、お好きな豪華賞品が抽選で当たる♪ 
スタンプ7個コンプリートで、なんと豪華賞品の当選確率が3倍にアップ♪ 
3個以上集めて、お好きな賞品を1つ選んでご応募ください。
でも、これだけではありません。
スタンプ2個でも、もれなく斎藤清美術館無料観覧プレゼント♪ 

●期間:
2016年7月16日(土) 〜 2016年11月30日(水)
●豪華プレゼント:
A賞:ムンク美術館の旅、スカンジナビア航空で行くノルウェー(往復航空券)……1名様
B賞:2017年、特別企画展「ムンク&斎藤清」レセプション・パーティご招待ペアチケット……2組4名様
C賞:ノルウェー産スモークサーモン……10名様
D賞:ノルウェー産地ビールセット……10名様
E賞:起上りムンク&起上り小法師セット……5名様
F賞:2017年斎藤清名作カレンダー……25名様
G賞:柳津温泉・西山温泉ペア宿泊券……2組4名様
さらに、スタンプ2個で、もれなく全員に斎藤清美術館無料観覧プレゼント!
●お問い合わせ:
Tel: 0241-42-2114 (柳津町役場観光商工班)

フォトは、前回に続いて、雪景色というモノクロームの中での「青」の点景の「会津の冬(111) 柳津」。
「斎藤清 スケッチポイント・スタンプラリー」は、晩年斎藤清が過ごした、この柳津町の風景を巡るラリーでもあるんです。

会津の冬(111) 柳津 1995年 木版画 斎藤清美術館所蔵
Winter in Aizu (111) Yanaizu

2016年8月26日 (金曜日)

8月も、最後の週末です。
夏の企画展「青にたたずむ」は、9月25日 (日)までです。

斎藤清曰く、「絵画は単純化を求められるが、版画はそれに輪をかけたようにシンプルでなければ。すべてを雪で覆い尽くした会津の冬は、たくまざる単純化の姿そのもの。描きたいものだけが残されている。不要なところは雪が消してくれるのさ。」

一面の雪景色、そんな銀世界となった雪の会津では色彩が際立ちます。初期の「会津の冬」では見受けられなかった色使いが後期の「会津の冬」では異彩を放つようになってきました。例えば、道路標識の青、街灯の青、のれんの青、など。雪景色という、圧倒的なモノクロームの中で、それらは文字通り点景に過ぎませんが、しかし実に効果的なアクセントになっているようです。斎藤清の色彩に対する鋭い感性は、特に「青」に注がれています。

そして、それは雪景色の中だけではありません。早春、初夏、晩秋の会津でもそれぞれに魅力的な青の点景を描いています。

会津の冬 (106) 野沢 1994年 木版画 斎藤清美術館所蔵
Winter in Aizu (106) Nozawa

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