過去の企画展

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斎藤清コラグラフ展 描く版画 ー幻想のセピアー  

2016年1月1日 (金) ~3月27日 (日)

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コラグラフとは、コラージュ (貼り絵)に由来する版画技法である。
ハードボードに木工用ボンドやおがくず、布やセメントなど、さまざまな素材を塗ったり、貼ったりした後、インクを詰めてプレス機で画像を写しとるというもの。
斎藤は、この技法を習得すると、木版画にかわる新たな表現を見出してゆく。彫る木版画に対して、描くように版を作るコラグラフは、画面に油彩画のような厚みと深さを感じさせる。
モティーフが人物、静物、風景といった実在するテーマでありながら、その素材が持つそれぞれの特徴的な模様や質感によって幻想的で豊かな表情を浮かび上がらせる。
斎藤にとって、このコログラフトとの出会いは、無限にその創造力と可能性を広げることとなった。
今展では、斎藤芸術の真髄ともいえるコラグラフの魅力に触れていただきたい。

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斎藤清版画展 オリジナル・モダーン

2015年12月2日 (水) ~ 12月13日 (日) : 渋谷ヒカリエ8階 8/CUBE

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誰の目にも見えなかった、斎藤清にだけ見えていたモダニズムの構図。

斎藤清が最もこだわっていたのは、「構図」でした。
斎藤は、ふだんの風景の中にも、形の変化、色彩の明暗と陰影、その差異に面白さを見出し、
それを表現するのに必要な部分と不要な部分を瞬間的に取捨選択して、
理想とする「構図」へと導くことを自らのスタイルとしていました。
私たちがふだん目にする風景が、斎藤清の「目」にはどのように切り取られたのか、
その妙技をご堪能ください。

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斎藤清版画展 モダニズムの構図

2014年10月7日 (火)~10月13日 (月)

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斎藤清は富士山を「日本一姿態のいい山。あまりに整然として絵にならない山。
描こうと思わなかった山」と言いました。
それは美しく整然としたその姿態は絵に描かずとも、すでに絵画であるとの賛美であったか。
霊峰富士。
いにしえより日本の象徴として崇められ、その存在感と神々しいまでの美しい山の容姿はまた、
多くの画人たちを圧倒し、魅了し続けてきました。
斎藤は富士の美しさに酔い、その偉大さに挑んだのでした。
今展では斎藤清が多様な表現を試みた霊峰富士シリーズをはじめ、
斎藤モダニズムの精粋の代表作をご堪能ください。

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