フェイスブック・アーカイブ

斎藤清のふだん着のライフスタイル、斎藤清のクリエイティビティ、斎藤清美術館の企画展ニュース、ニュー美術館への実験的こころみ、斎藤清の町やないづ、アート・リラクゼーションの町やないづなど、こうした多彩な情報を斎藤清作品を通して発信して行こうと、斎藤清美術館公式フェイスブックはスタートしました。
第1回目は、2014年9月17日(水曜日)でした。

「フェイスブック・アーカイブ」では、スタート時から現在までの投稿テキストの中から、アクセス数の多かったコンテンツを中心にピックアップしてアーカイブとしました。
まとめて読んでみると、当時のことが手に取るように思い出され、ここから新たな夢、新たな企画が立ち上がってくるようです。
(一部、加筆修正しました)

2018年9月7日(金曜日)

もうすぐです、9月15日(土)から11月25日(日)まで。
斎藤清の一作品からはじまった、ノーマン・トールマン氏のコレクター人生「ザ・トールマン コレクション」展。

斎藤清の作品に触発され、アメリカのエリート外交官から画商へと転身したトールマン氏は、斎藤清との出会いや、多くのアーティストたちとの交流を重ねながら、半世紀もの月日をかけて作品を蒐集してきました。その数、実に3,000点以上。

「ザ・トールマン コレクション」は、ふだんはトールマン氏のご自宅内に展示され、目にすることができるのはごくごく一部の方々だけ。特に、斎藤清の作品は、「宝物だから、いままで誰にも見せたことがない」と、まさに秘蔵中の秘蔵コレクションです。

本展では、この膨大なコレクションの中から、トールマン氏自らがセレクトした約70点が展示されます。
秘蔵コレクションの斎藤清をはじめ、棟方志功、篠田桃紅、森義利など、世界のアートシーンに重要な足跡を残したアーティスト20名の珠玉作品が斎藤清美術館へと ──。これほどまとまった形で公開されるのは世界初となります。
トールマン氏の、確かな審美眼、日本現代美術の独創性、魅力をとくとご堪能ください。

なお、オープニング初日9月15日(土)14:00から、[トーク・イベント]トールマン氏が語る「ザ・トールマン コレクション」が開催されます。聴講無料です。お聴き逃しなく。

2018年9月5日(水曜日)

斎藤清の一作品からはじまった、ノーマン・トールマン氏のコレクター人生「ザ・トールマン コレクション」展。
9月15日(土)から、11月25日(日)まで。

1967年、当時、アメリカの若きエリート外交官だったノーマン・トールマン氏。
研修で出向いたニューヨークの画廊で、たまたま見かけた一枚の版画作品。研修中にもかかわらず、その作品に心を奪われ、心ここに在らずの状態に──。
その作品には、30部の限定番号が付され、日本を代表する版画家斎藤清の作品と記されていました。
トールマン氏には、その作品はピカソを彷彿とさせ、この作品を是が非でも入手しなければとの強い思いにかられたとのことです。

そんな中、幸運にも、香港赴任への途中、東京のアメリカ大使館に立ち寄る機会がおとずれ、ここぞとばかりあの版画を探し求めて画廊めぐりを開始。大使館の文化局も大使館から歩いてすぐのところに日本版画の画廊があると、アドバイスをしてくれました。

トールマン氏の幸運は、さらに続きました。
なんと、その画廊のご主人は、斎藤清の義理の息子さんだったのです。
とは言え、トールマン氏が恋い焦がれた作品はそこにはなく、途方に暮れて画廊から出ようとしたその瞬間、入り口のところでバッタリ年配の訪問客と遭遇──。

「お待ちください!」と、画廊のご主人がトールマン氏に。
「この方こそ、斎藤先生、ご本人ですよ」、と。

トールマン氏は、驚きのあまり、意識朦朧とし、気を失う一歩手前でした。
あり得ないことが起きたのだ!
斎藤清は、トールマン氏の嘆願を耳にすると、「その版画なら一枚残っているが、それは君のものだ」、と。
この瞬間こそ、トールマン氏の人生を一変させた出来事でした。

2018年9月3日(月曜日)

昨年2017年は、会津の斎藤清美術館に、ノルウェーの世界的画家&版画家エドヴァルド・ムンクの作品がやってきました。
そして、ことし2018年は、斎藤清美術館に、棟方志功、篠田桃紅、森義利など、世界のアートシーンに重要な足跡を残したアーティスト20名の珠玉作品が一堂に ──。

もうすぐです、ことしのメイン・エキシビジョン「ザ・トールマン コレクション」展。
斎藤清の一作品からはじまった、ノーマン・トールマン氏の壮大なコレクションの数々。トールマン氏の確かな審美眼、日本現代美術の独創性、魅力をとくとご堪能ください。
9月15日(土)から、11月25日(日)まで。

2018年8月17日(金曜日)

夏休みの真っ只中、会津の斎藤清美術館に、「旅する美大生」プロジェクトの一環として、武蔵美と筑波大の学生さんたちがやってきました。
そして、斎藤清の町やないづの空き家や、アトリエ館を利用しての共同生活がスタート。。。

やないづ町で散策スケッチをしたり、滔々と流れる只見川に見とれたり、盆踊りなどの町内イベントに参加したり、サイクリングで森の中へ出かけたり、地元産の食材でBBQをしたり、近所のお寺の住職さんから食べきれないほどのスイカをいただいたり、やないづ名物のあわまんじゅうの差し入れがあったり、虫たちの声に合わせてタップを踏んだり、などなど。
地元の人たちとの温かい交流もあって、学生の皆さんは新鮮な田舎生活に心底感激していました。

また、新聞やテレビのニュースなどで、「旅する美大生」を知った方々が斎藤清美術館にやってきて、美大生との交流を楽しみました。なかには、美大志望の高校生とその家族の方々がやってきて、美大生活について色々な質問も飛び交いました。

斎藤清美術館の「旅する美大生」は、2016年からスタートした「魅せる・つながる・開かれる」をコンセプトに、地域や美術系大学などとコラボしながら、各種アクティビティを展開するプロジェクトです。
美術館にできること、きっと、もっとある。

2018年8月2日(木曜日)

ただいま、会津の斎藤清美術館では、台湾コネクション – 版画/蔵書票がつないだ、「台湾X斎藤清」展が開催中です。9月9日(日)まで。
蔵書票とは、愛読している本や大切にしている本の表紙の裏などに貼付して、その本の所有者を示す小紙片のこと。その多くは版画で一枚一枚丁寧に彫られ、時には手彩色まで施され、まさに小さな芸術品です。

こうした蔵書票を見るだけでなく、欲しくなってしまった方々のために蔵書票ワークショップを開催します。
どうすれば自分だけの蔵書票を手にできるの?
蔵書票はどのように作られるの?
蔵書票に関する「なぜ? なぜ?」に、トークと実演制作で楽しく分かりやすく解説します。講師は、型染版画家&蔵書票版画家として活躍中の松原秀子さん。
型染版画とは、伝統的な染色技法の一つで、型染めを活用した版画技法。松原さんの作品は、紅型を思わせる鮮やかで美しい色使いが特徴です。同時に、数多くの蔵書票も手がけ、小さな画面に繰り広げられる繊細な図柄は息をのむ美しさで、国内外に多くのファンがいらっしゃいます。

●日時:第1回目/8月4日(土) 14:00 〜 
    第2回目/8月5日(日) 10:00 〜 
●場所:斎藤清美術館アートテラス
●講師:型染版画家・蔵書票版画家  松原 秀子 氏

フォトは、日本書票協会発行『書票暦』からピックアップしました。

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