企画展のご案内
過去の企画展
2017年20周年記念、斎藤清版画展「『白』からはじまる」。
2017年1月1日(日)~3月20日(月)
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「絵画は単純化を求められるが、版画はそれ以上にシンプルでなければ。すべてを雪で覆い尽くす会津の冬は、単純化の姿そのもの。白い雪が要らないところを消して、描きたいものだけを残してくれる」と、版画家斎藤清。
そして、白の越前和紙を前に、その質感にこだわりながら、そのまっさらな一枚一枚に、一彫り一彫りを刷って、「会津の冬」シリーズなど多くの斎藤作品を世に出した。
2017年は、斎藤清没後20年、斎藤清美術館開館20周年。
もっと斎藤清らしい美術館、世界とつながるニュー斎藤清美術館を目指して、ことしからもう一度、新しく――。
斎藤清美術館は、「白」からはじまる。
過去の企画展
2016年秋、斎藤清企画展「TRAVEL 旅する斎藤清」。
2016年9月29日 (木) ~ 12月25日 (日)
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斎藤清版画展 青にたたずむ
2016年7月5日 (火) ~ 9月25日 (日)
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斎藤清版画展 見つめ × 見つめられ 凝視
2016年3月31日 (木) ~ 6月26日 (日)
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斎藤清コラグラフ展 描く版画 ー幻想のセピアー
2016年1月1日 (金) ~3月27日 (日)
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コラグラフとは、コラージュ (貼り絵)に由来する版画技法である。
ハードボードに木工用ボンドやおがくず、布やセメントなど、さまざまな素材を塗ったり、貼ったりした後、インクを詰めてプレス機で画像を写しとるというもの。
斎藤は、この技法を習得すると、木版画にかわる新たな表現を見出してゆく。彫る木版画に対して、描くように版を作るコラグラフは、画面に油彩画のような厚みと深さを感じさせる。
モティーフが人物、静物、風景といった実在するテーマでありながら、その素材が持つそれぞれの特徴的な模様や質感によって幻想的で豊かな表情を浮かび上がらせる。
斎藤にとって、このコログラフトとの出会いは、無限にその創造力と可能性を広げることとなった。
今展では、斎藤芸術の真髄ともいえるコラグラフの魅力に触れていただきたい。