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「斎藤清が見た日本 求め続けた会津 KIYOSHI’S RETURN HOME」

2020年9月19日(土)ー2020年11月29日(日)

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「父が北海道のあっちこっちに本籍を移し、
どこが自分のふるさとかと思うことがあった。
東京に出ても、鎌倉に移っても、どこかエトランゼとしての感覚が、
心の底にオリのように残っていた。
「一体、自分はどこの県の人間なんだ」と自問することがあった」
(『私の半生』より)

生涯の大部分を東京や鎌倉など異郷の地で暮らし、
欧米やアジア諸国も訪れている斎藤清。
日本や世界の各地を描いた作品群からは、
彼のフットワークの軽さ、グローバルな視線が伝わってきます。

一方、多くの名作の舞台となった会津に対して、
斎藤は、生まれ故郷でありながら、
「懐かしい」という言葉では言いつくせない、
複雑な感情を抱き続けていました。
「自分はエトランゼ(異邦人)」という想いを胸に会津に通い、
画家が見つめ描こうとしたもの。
それは、風景の美だったのか、それとも―

異郷にあった会津人・斎藤清にとっての、故郷・会津。
その意味を改めて問い直したとき、
斎藤清の描く会津、その真の姿が見えてきます。

※新型コロナウィルス感染症拡散防止のため、
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