Past Project

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2016年秋、斎藤清企画展「TRAVEL 旅する斎藤清」。

From September 29 (Thu) to December 25 (Sun), 2016.

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1951年、第1回サンパウロ・ビエンナーレ展にて、
戦後日本人初の国際展受賞以降、
海外との交流が深まり、それにつれ京都をかわきりに、アメリカ、メキシコ、フランスなど世界各地を訪れ、その先々で多くの作品を手掛けるようになりました。
斎藤清という旅人の眼差しは、海外の見知らぬ街の中でも、 何気ない風景から唯一無二の「構図」を切り取って私たちに見せてくれます。
それぞれの旅先で、人々や造形と出会って、描き、描き、描く。
“To Travel is To Draw.”

斎藤清は、「構図」を究め続ける旅人として、さらにどこへ行こうとしたのでしょうか。

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斎藤清版画展 青にたたずむ

From July 5 to September 25, 2016.

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青にたたずむ
「版画は僕にとって、素材と刀を使って働くことではなく、絵画を創作することなんだ。」
「版画家」として知られている斎藤清ですが、
つねに油彩画家としての想いがあったようです。
そんな斎藤清が構図と同様に大切にしていたのが「配色」。
色の持つイメージを巧みにモチーフの中へ取り込んだ作品を数多く残しています。
色彩との対峙、そして「青」への想い。
それは、水色、紺色、藍色、群青色、碧色など、多様な青色からの選択と配置にうかがえます。
こんかいの企画展では、
斎藤清の「青」に注目し、緻密で大胆な色彩設計の足跡をたどります。

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斎藤清版画展 見つめ × 見つめられ 凝視

From March 31 to June 26, 2016.

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斎藤清の「凝視」シリーズは、1951年、第1回サンパウロ・ビエンナーレ展での戦後日本人初の国際展受賞作からスタートしました。
以来、「凝視」は、彼の生涯の大きなテーマのひとつに ──。
斎藤の創作スタイルは、たとえ同じ対象に何度接しても、まるで初対面であるかのように接し、それまで見えなかった「モノ」を発見することでした。
彼は、気づいていたのかも知れません。
向き合う対象との視線の交錯の中で、見つめているはずの自分が、実は見つめられているということに。

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斎藤清コラグラフ展 描く版画 ー幻想のセピアー

From January 1 to March 27, 2016.

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コラグラフとは、コラージュ (貼り絵)に由来する版画技法である。
ハードボードに木工用ボンドやおがくず、布やセメントなど、さまざまな素材を塗ったり、貼ったりした後、インクを詰めてプレス機で画像を写しとるというもの。
斎藤は、この技法を習得すると、木版画にかわる新たな表現を見出してゆく。彫る木版画に対して、描くように版を作るコラグラフは、画面に油彩画のような厚みと深さを感じさせる。
モティーフが人物、静物、風景といった実在するテーマでありながら、その素材が持つそれぞれの特徴的な模様や質感によって幻想的で豊かな表情を浮かび上がらせる。
斎藤にとって、このコログラフトとの出会いは、無限にその創造力と可能性を広げることとなった。
今展では、斎藤芸術の真髄ともいえるコラグラフの魅力に触れていただきたい。

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斎藤清版画展 オリジナル・モダーン

From December 2 to 13, 2015.

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誰の目にも見えなかった、斎藤清にだけ見えていたモダニズムの構図。

斎藤清が最もこだわっていたのは、「構図」でした。
斎藤は、ふだんの風景の中にも、形の変化、色彩の明暗と陰影、その差異に面白さを見出し、
それを表現するのに必要な部分と不要な部分を瞬間的に取捨選択して、
理想とする「構図」へと導くことを自らのスタイルとしていました。
私たちがふだん目にする風景が、斎藤清の「目」にはどのように切り取られたのか、
その妙技をご堪能ください。

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